盛夏の前に、穂高連峰の明神岳Ⅴ峰に登ってきました。
明神岳は一般登山道がなく、バリエーションルートからの登頂のみとなります。
残雪期が最適ですが、この時期でもⅤ峰までなら上高地から日帰りで登れます。
前泊は上高地の西糸屋山荘。
良い宿と良い食事で、大いに盛り上がりました。








前夜、西糸屋の宴会から梓川へ抜け出し、明神だけのシルエットを見上げて翌日の登頂を祈ります。
登頂日は黎明にスタート。
岳沢トレイルを上がっていくと夜が明けて、途中から一般登山道を離れ、南西尾根に取り付きます。
南西尾根下部は倒木の多い急傾斜で日本のアルパインアプローチという感じ。
岩稜はザイルで確保をしながらクライミングです。







岩稜帯を抜けるとシャクナゲの急傾斜を登り、Ⅴ峰台地へ。
一気に展望が広がり、Ⅴ峰の頂上が現れます。
急な岩壁を弱点を縫うように登ると、古いピッケルの刺さった明神岳Ⅴ峰の頂上へ。
上高地が眼下に見下ろせます。
同ルートを慎重に下降して、岳沢湿原へ下降。
鉄板の美しさに疲れが癒えます。