西穂高岳からジャンダルムを越えて、奥穂高岳までハイレベル縦走をしてきました。
以前からこのルートを目標としていた方々と一緒に。
憧れのルート、見事完登でした。
新穂高ロープウェイを使って、初日は西穂高岳山荘まで。のんびりと歩いてもすぐにつきます。途中、森の間から穂高の険しい稜線が見えます。
西穂高岳山荘のテンバからの夕景。明日の完登を祈って。
翌日アタック日は黎明からスタート。まずは独標を目指して。だんだんと夜が明けていきます。
西穂高岳の頂上を越えると、稜線は厳しさを増していきます。浮石も多いので、3点確保を意識して慎重に。
トラバースあり、逆層の岩壁ありと、変化に飛んだ登下降。天気もよく、楽しく登れました。
間ノ岳、天狗の頭を越えて、天狗のコルへ下降していきます。下降は、コル直前が一番難しい。
天狗のコルからは、畳岩の頂稜をひたすら登り、コブ尾根の頭を越えると憧れのジャンダルムへ
ジャンダルムの頂上にはおなじみの天使がいます。奥穂をバックに。
ジャンダルムを越えてもまだまだ険しい岩稜は続きます。ロバの耳は登りよりも下降が険しい。
そして馬の背へ。馬の背を越えると、あとは一般道と変わらないビクトリーロードが奥穂高岳の頂上まで続きます。
無事穂高岳山荘に到着。完登の余韻もあって、御飯が美味しかったです。
西穂からジャンダルムは最近人気のルート。
チェーンは穿たれていますが、危険箇所も多いので、しっかりとした技術と経験が必要です。
投稿者: tthara
(公社)日本山岳ガイド協会認定ガイド
[資格レベル]
山岳ガイドステージⅡ
スキーガイドステージⅡ
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