毎年恒例、夏の本番沢登りのための講習会を、谷川岳エリアの東黒沢で実施しました。
東黒澤は白毛門の脇を流れる清流。
美しいナメや廊下、迫力のハナゲの滝等、いろいろな要素と沢の美しさが楽しめます。
今回参加の2名も沢登は初めてでしたが、源流部までの遡行を体験していただきました。
白毛門駐車場から入渓します。下流部は美しい森の中の瀬を行きます。まずは沢シューズでの水流歩行に慣れます。
小さめの滝が次々に現れます。天気も良く水量も程よいので、なるべく流心を行きます。
モンベルの沢登シューズ「サワークライマー」はフリクションも良く滝も快適に登攀できます。
この時期はまだ雪渓が残っています。
遡行をしていくと美しいナメが現れます。青空に映えます。
東黒澤のハイライト。ハナゲの滝の手間で休憩。名前はアレですが、迫力のある美しい滝です。
ハナゲの滝は右岸(下から見ると左側)を登っていきます。
しばらく美しいナメが続きます。癒し系の領域。
二股。左が白毛門沢で、白毛門の頂上へ突き上げます。東黒沢は左です。
上流部ではスノーブリッジも。こういった雪渓の処理も沢登の重要な技術です。
さらに遡行を続けるとゴルジュも出てきます。いろいろな要素が練習できます。
さらに源頭部まで遡行。水が少なくなっていきます。
下降は水と戯れながら。程よい滝は自然のウォータースライダーです。
入渓点に戻って終了。
上越の沢は本当に綺麗です。東黒沢はさらにいろいろな要素が学べる良い沢です。
夏の本番沢登に向け、良いトレーニングとなりました。
投稿者: tthara
(公社)日本山岳ガイド協会認定ガイド
[資格レベル]
山岳ガイドステージⅡ
スキーガイドステージⅡ
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