山の日の三連休は黒部源流の赤木沢に行ってきました。
本邦随一の美渓だけあって、息を呑むほど綺麗でした。
真夏の最高の天気に恵まれて全員無事完登でした。
折立登山口から入ります。お盆の入りだけあって、たくさんの登山者で賑わってました。
太郎平への道は大混雑でした。
森林限界を越えると、夏の青空が広がって気持ちの良い道です。
汗だくになって太郎平に着きました。
太郎ラーメンで英気を養います。行者ニンニクが美味しかった!
太郎平から薬師沢を降ります。エメラルドグリーンの沢を何度か徒渉していきます。
今日の宿、薬師沢小屋につくと、とにかく暑くて黒部川本流に飛び込みました。
水が冷たく、火照った身体が気持ちよく冷えました。
翌日は朝4時に小屋を出発。黒部川本谷を遡行していきます。
徒渉したり、へつったり、軽く高巻いたりしながら黒部源流を行きます。
1時間半ほど進むと、赤木沢出合の目印の滝が現れます。
赤木沢の入口はせまくややゴルジュっぽくなっています。左岸をへつってクリアします。
ゴルジュを抜けると沢幅が広がり、美しい渓流が始まります。
最初の滝。左側を簡単なクライミングで越えます。
美しい釜。
とにかく美しい渓流が続きます。
美しいナメの中を行きます。絶景!
たまに少し難しい滝がでてくるので、ザイルを伸ばします。
陽が高くなると、谷の中にも夏の陽射しが入り、水が輝きます。
次々と変化する渓相が見事です。
暑くなってきたので、ゴルジュ状の中を行ったり、滝は流心に近いところを登ったり。
まだまだ美渓が続きます。稜線が見えるようになってきました。
赤木沢大滝。水量も多く、見事でした。右側を巻いていきます。
大滝の落ち口。
大滝を越えると一気に水量が減り、源頭部の様相になります。
源頭部も美しい廊下が続きます。
源頭部を抜けると、美しい草原が稜線まで続きます。高山植物が綺麗でした。
藪漕ぎもなく、快適なツメです。
雪渓も残ってました。
稜線近くまでくると、黒部五郎岳も見えてきます。
気持ちの良い草原を抜けて登山道へ。今回は一番左の沢を詰めたので、黒部五郎岳と赤木岳のコルに出ました。赤木岳を目指します。
赤木岳直下は遡行してきた赤木沢が眼下に続きます。
北ノ俣岳を越えて太郎平小屋へ。帰りはネパールカレーをいただきました。
台風が近づいているので、午後になると雲が広がってきました。
灼熱の登山道を下って折立登山口へ。
心地よい達成感!皆さん良い笑顔です。完登おめでとうございます!
暑い夏の沢登は最高です。