GWの定番、前穂高岳北尾根を登ってきました。
グラビアなクラシックルートの定番ですが、この時期は雪壁ありリッジありで変化に富んでいて面白く、やはり名ルートとでした。
絶好のコンディションで絶景も堪能できました。
上高地から入ります。清水川はいつ見ても美しい。
明神、徳澤、横尾を通っていきます。
今年は3月末から4月に雪が降ったので、残雪が多かったです。
屏風岩を見ながら横尾谷を進みます。本谷橋あたりから夏道を離れ、雪渓の谷沿いを行きます。
雪の谷を抜けていくと、奥穂高岳が目の前にそびえてきます。涸沢が近い。
涸沢はテント約130張!小屋も満室だったようです。
翌日は朝日が穂高の稜線を照らす頃に出発。左は奥穂高岳、右が涸沢岳です。
Ⅴ・Ⅵのコルを目指します。ちょうどコルの向こうから朝日が上がってきます。
Ⅴ・ⅥのコルからまずはⅤ峰を目指します。朝日のリッジを行きます。
簡単な岩登りでⅤ峰を越えると、Ⅳ峰がそびえます。Ⅳ峰は雪壁登りあり、ワンポイント悪い岩登りあり、変化に富んでいて面白いです。
北尾根を振り返ります。遠景は常念岳と大天井岳。
Ⅲ峰はクライミングピッチが続きます。ザイルを伸ばして登ります。
この季節の北尾根は雪壁あり、岩稜ありで変化に富んでいて楽しいですね。
すっかり朝日が昇ったⅢ峰を登り切って、Ⅱ峰へ。
Ⅰ・Ⅱのコルへは懸垂下降で降ります。雪壁も下れそうでしたが、際どいので懸垂下降しました。
頂上への最後の稜線。奥又白側に雪庇が発達しています。
無事登頂!
穂高連峰から槍ヶ岳まで、蒼い空に映えます。
下山は奥明神沢をガシガシと下ります。
夏より全然早く、1時間かからずに岳沢小屋まで降りてしまいました。
岳沢小屋で一休みして、上高地へ。
岳沢湿原ではいつもと違わない美しい流れに癒されました。