12月の三連休は甲斐駒ヶ岳の黄連谷左俣へアイスクライミングの予定でしたが、今年は暖冬傾向ということで結氷が甘く中止。気象予報士の猪熊さんの講演を聞きに、黒戸尾根の七丈小屋へ行ってきました。
竹宇駒ヶ岳神社から入山です。
今年は本当に雪がなく、神社周辺も尾白川にも雪は全くありませんでした。気温も暖かいです。
黒戸尾根下部はこんな感じ。秋みたいでした。でも鬱蒼とした森がきれいです。
下部の難所、刃渡りにも雪はありませんでした。でもところどころシャーベット状に雪が残っているので慎重に通過します。
黒戸山の手前、刀利天狗のお社で山の神に手を合わせます。ようやく雪が出てきました。
五丈はテント村になってました。黄連谷を登ったパーティーに聞くと、右俣の下部は結氷していたとのこと、でも上部の氷は薄く、ガレ歩きも多かったそうです。
昔はここに小屋がありましたね。
五丈から七丈までは難所が続きます。急な梯子をいくつも越えるので、アイゼンでは細心の注意が必要です。こんな梯子も出てきますね。昔は右側の鎖のところにルートがありました。
七丈小屋周辺はそれなりに雪が積もってました。ようやく冬山の様相です。
小屋に入ると昨日からとまっている猪熊さんが出迎えてくれました。早速酒盛り開始。
中央大学山岳部の若きクライマーも立ち寄ってくれました。
夕飯は美味しいカレーおかわりし放題で、さらにデザートでシュトーレンを出してくれました。クリスマス気分が高まりますね。これは若きご主人であるピオレドールクライマーの花谷さんのご実家で作られたものだそです。旨かった。
夜は猪熊さんの講演です。プロジェクターの準備をする花谷サンタと猪熊サンタです。
翌日は冬型の気圧配置。寒気も入って風も強く、ようやく冬本番という感じになりました。
黒戸尾根を下っていくと雲が切れて、冬の澄んだ空に太陽が輝いてました。
今年は冬が遅かったけど、12月末になってようやく冬本番となってきました。