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11/4 丹沢/広沢寺弁天岩/マルチピッチクライミング講習会

日曜日は広沢寺でマルチピッチの講習会でした。

雨が降り始めるまでの間、マルチピッチのお作法と確実な懸垂下降の手順を覚えて貰いました。これも繰り返しの練習が大切ですね。

 

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リードをビレイした後、フォローはランニングビレイを回収しながら登ります。フォローは落ちても滑落距離が短いから、落ち着いて登るのが重要です。

 

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懸垂下降もゆっくりと降ります。あまり早く降りるとザイルが痛みます。

 

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懸垂下降のバックアップ。オートブロックノットをディッセンダーの下のロープに施します。

 

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短いピッチで練習してから弁天岩のてっぺんまで2ピッチ。

 

 

 

 

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懸垂下降で岩壁の基部まで降りたら丁度本降りとなり、早めに終了しました。早く上がったのでトロトロ温泉と絶品イタリアンに立ち寄りました。

11/3 丹沢/広沢寺/弁天岩/クライミング初級講習会

丹沢の麓の広沢寺の岩場でクライミング初級技術講習会でした。
メインザイルの結束方法、支点の構築方から基本的なセルフレスキュー、バックアップを取っての懸垂下降など、本ちゃんの岩場でクライミングをするための基礎技術(だけど最も重要!)を覚えてもらいました。

まずは支点をきちんと構築します。全てのビレイの拠り所になる重要なものです。
2つ以上のボルトやしっかりしたハーケン、木を使い、流動分散を作ります。

 

加重がかかる方向を見定めて、オーバーハンドノットで固めます。

 

 

 

万が一リードが事故に遭遇した場合に備えてセルフレスキューも覚えてもらいます。
ミュールノットの仮固定から支点にテンションを移す方法。
身体で覚えるには反復練習が重要ですね。

 

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スタカットクライミングの練習です。

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午後は冬季クライミングのためアイゼンでの岩登りを練習しました。

 

 

 

クライミングシューズとの大きな違いはスメアリングが効かないこと。
アイゼンの前爪がかかるスタンスを見定めて、乗せたら踵を動かさないのがコツですね。
踵を動かすとアイゼンが外れてしまいます。

 

 

 

10/28 甲武信ケ岳/鶏冠尾根

日曜日は今年二回目の鶏冠尾根に行ってきました。
西沢渓谷は息を呑むほどの紅葉で、天気も良く幸せなクライミングでした
Kさんは久しぶりのバリエーションでしたが、安定したクライミング。第3岩峰も余裕の登攀でした。

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黎明の紅葉。朝露に濡れて鮮やかです。

 

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鶏冠谷出合で東沢を渡ります。この時期の朝の徒渉は厳しいです。

 

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秋の森は明るいです。夏と違い、光が柔らかい。

 

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国師が岳を眺めながら登ります。

 

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第1岩峰。アプローチシューズで登ります。

 

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第2岩峰。

 

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一番難しい第3岩峰です。クライミングシューズに履き替えます。

 

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スタカットで登ります。ランニングビレイを取りながら。

 

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岩も硬く、フリクションも良く効くので楽しいクライミングです。

 

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第3岩峰を登ると頂上です。少しさきにもピークがありますが、今日はここまで。

 

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同ルートを下山。岩稜はクライムダウンの練習です。
同ルートを下降して再び西沢渓谷へ。秋の長く柔らかい光が、紅葉の谷を満たします。
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錦秋の谷の向こうに鶏冠山がそびえます。バリエーションルートですが、山梨百名山です。

 

駐車場まで、見事な紅葉が見送ってくれました。

 

 

 

10/27 雑誌PEAKSの撮影

山雑誌「PEAKS」の雪山入門の特集の撮影をしてきました。今回はアイゼンやピッケルの使い方を紹介します。本格的なスタジオでの撮影は初めてでしたが、雑誌の制作に触れることができ、とても楽しめました。11月発売のPEAKSに掲載予定です!!

 

 

プロフィール用の写真を数枚撮りました。慣れないのでなかなか決まらず・・・
ちなみに全身撮っているわけではなく、実際の雑誌ではバストアップの写真のみです。

 

手持ちのピッケルやアイゼンなど、数種類もっていって撮影します。

 

 

平爪、T字爪、アイス用、アルミ製の超軽量アイゼンなども登場。装着した状態も撮りました。

 

 

カメラマンさんはこんな感じで光の加減を調節しながら伝えたい箇所が伝わるように撮影をしていきます。プロの仕事ですね。

 

 

過去のいろいろな媒体も参考にしながら。

 

風が強い想定でフードを被った撮影も。人物だけ切り抜いて、編集するそうです。

 

 

耐風姿勢も撮りました。

 

11月発売の「PEAKS」です。是非ご覧ください!

10/21 丹沢/広沢寺/クライミング入門講習会

広沢寺の弁天岩でクライミング入門講習会を行いました。
素晴らしい秋晴れ!陽気も岩場もベストコンディションで大混雑でしたが、ルートが渋滞する事はなくみっちり講習できました。岩登り初めてのKさんは初めてとは思えないパフォーマンスでした。しっかり練習して、谷川岳や穂高の本チャンを目指しましょう。

 

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朝のうちは岩場もすいてましたが、ロープワークの基礎講習をやっているうちにわんさかクライマーがやってきました。にぎやかでしたね。

 

ビレイデバイスの使い方を覚えて、次は自己脱出です。
ミュールノットの仮固定は片手でできるように!

 

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クレムハイストノットでテンションを移します。

 

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テンション移って仕上がり。ここから自己脱出ですね。

 

ロープワークの基礎を学んだら、まずはトップロープでクライミングの練習。

 

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Kさん初めてとは思えないパフォーマンスです!

 

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トップロープでみっちり登ったらスタカットクライミングの練習へ。最後は懸垂下降の講習までこなしました。Kさん覚えが早いので、入門講習会にしては内容盛りだくさんでできました。

しっかり技術を復習して、また練習を重ねて谷川岳や穂高の本チャンめざしましょう!

お知らせ

以下の講習会・山行にまだ空きがあります。
参加をお待ちしております!

・10/28(日) 甲武信ケ岳/鶏冠尾根 初級バリエーションルート ※あと2名参加可能です。
・11/3(土) 丹沢/広沢寺弁天岩 岩登り講習会(アイゼントレーニング含む) ※あと1名参加可能です
・11/4(日) 初級バリエーションルート ※あと1名参加可能です
・12/8(土)-9(日) 八ヶ岳/冬季初級バリエーションルート ※あと1名参加可能です

 

 

10/7-8 前穂高岳/東壁/北壁-Aフェースルート

10月三連休は悪天候の合間を縫って前穂高岳の東壁を登ってきました。
前穂高岳東壁は前穂と北尾根の東面に広がる大岩壁で、奥又白谷に落ち込んでいます。
井上靖著の「氷壁」の舞台になった岩壁としても有名です。

上高地から入ります。河童橋からの錦秋の岳沢。明日はここに降りてきます。

 

 

清水川。もう100回以上来ているのにいまだに立ち止まってしまいます。バイカモが揺れて綺麗です。

 

 

徳澤には黄金色の大きな楓がありました。

 

 

横尾や涸沢への道から離れ新村橋へ。梓川を渡り、奥又白谷に向かいます。遠景は前穂北尾根の険しい岩稜です。

 

 

パノラマ新道との分岐を経て、奥又白池への中畠新道に入ります。ここから険しくなります。

 

 

紅葉の奥又白谷。遠景は前穂北尾根Ⅳ峰正面壁です。

 

 

奥又白池に到着。前穂東壁や北尾根を目指すクライマーのベースです。

 

 

翌日は午前3時半に起きて4時半にテントをたたんで出発。ヘッドランプを頼りに奥又尾根を登り、ケルンのところで奥又白谷に降ります。

 

 

雲海の向こうに朝日が昇ってきました。

 

 

C沢を詰めてインゼルを越えてB沢に入り、さらに詰めてDフェースの基部が取り付きです。ザイルをつないでクライム・オンです。

 

 

北壁ルート1ピッチ目。Ⅱ級程度でさほど難しくありません。ルートも明瞭。

 

 

2ピッチ目。上部の松高カミンⅣ+が核心です。

 

 

3ピッチ目。トポ(ルート図)にはⅢ級と書いてありますが、立ったチムニーは悪くⅣ~Ⅳ+はある感じです。さらにトポと違い、Aフェースの基部までもう1ピッチ伸ばします。

 

 

Aフェースの基部から1ピッチ目。Ⅳ級程度のすっきりした岩で快適です。

 

 

振り返ると奥又白池が見えます。
Aフェースの最終ピッチは、まず傾斜の緩いフェースを越えて細いチムニーに入り、ぐいぐい上がって頂上直下のテラスへ。このピッチもトポと違っていてⅣ級くらいあります。

 

 

無事クライミングを終え前穂の頂上へ。槍をバックに槍ポーズ。

 

 

岳沢まで降りると錦秋の谷が広がっていました。

 

 

岳沢湿原も秋色です。無事クライミングできたことに感謝!

 

 

 

 

9/22-24 栂海新道

三連休は朝日岳から栂海新道へ行ってきました。雨は初日の午前中だけ、雲が去った後は錦秋の山稜でした。上部は高層湿原や池塘を抜け、下部は樹林のアップダウン。最後は海抜0メートルの日本海までのロングトレイルです。

 

親不知観光ホテル下の無料駐車場に車を止めて、予約しておいた黒東タクシーで北又小屋へ。小川温泉から先は黒東タクシーしか入れず、料金は固定で14,000円。ただ、申請書を記入していくと一人あたり1,000円の補助金が支給されます。我々は3人で11,000円でした。img_20180922_085632

ここ数日の雨で許容量を超えているのか、ダムは大放水でした。

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樹林帯の急登を抜け、イブリ山を過ぎると雨が上がりました。森林限界に達するところで山肌を覆っていた雲も切れ、青空と錦秋の山稜が現れました。

 

夕日が原では秋の淡い光を色づいた山肌と雲が照り返します。

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湿原と池塘が現れます。

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木道を抜け、

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今日の宿である朝日小屋へ。湿原に囲まれた朝日平にあります。

 

朝日平から日本海へ落ちていく陽。朝日小屋の夕飯は山小屋としては最高級ですね。

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翌日は湿原の斜面を抜けて朝日岳の頂上へ。

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雨飾山と妙高・戸隠。陽が昇っていきます。

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栂海新道側からみた朝日岳の山容はなだらかです。豪雪地帯特有の湿原の中を行きます。

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照葉の池。山肌が黄檗色なので、朝日もなんとなく哀愁が漂う感じ。

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赤く色付いている葉っぱもあります。

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黒岩平で清水を汲みます。登山道を横切る沢から汲むことができるので楽チン。

 

黒岩山を抜け、栂海新道開拓の主体となった「さわがに山岳会」の名前がついたさわがに山を越え、犬が岳を過ぎるとすぐに、

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栂海山荘です。無人小屋ですが、マットと毛布はあります。予定より大分早いので先に進みます。

 

黄連山、菊石山、下駒山を越えて、白鳥山へ。山頂に白鳥小屋があります。今日はここで泊まります。ここも無人小屋。マット、毛布はありますが、我々は持参したマットとシュラフを使いました。

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翌朝、栂海新道を振り返ると山稜を雲がゴンゴンと乗り越えていました。

 

坂田峠、尻高山、入道山と樹林帯のアップダウンを繰り返して徐々に標高を下げ、

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国道8号線に出ます。さらに階段を下って、

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日本海へ出て終了!海抜0メートル、ここが北アルプスの果てです。

 

 

 

 

 

9/16-17 甲武信ケ岳/鶏冠尾根

9月最初の三連休は黒部源流の赤木沢にOさんをガイドする予定でしたが、雨のため中止。土曜日に天気予報を入念に調べていると、秩父連峰の甲武信ケ岳だけ日曜日、月曜日ともに晴れの予報だったので、Oさんに提案すると「是非とも!」とのこと。急遽甲武信ケ岳の鶏冠尾根に転進する事となりました。

鶏冠尾根は甲武信ケ岳の隣にある木賊山から山梨百名山の鶏冠山を経て東沢に伸びる尾根で、第1岩峰から第3岩峰までを擁する初級のバリエーションルートです。第1岩峰、第2岩峰はチェーンが張ってありますが、第3岩峰を直登するときにはロッククライミングの技術が必要です。

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まずは西沢渓谷から。東沢を遡行し、二俣吊り橋を渡ります。

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しばらく右岸を行くと対岸(左岸)に鶏冠谷が出合います。ここが取り付き。

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靴と靴下を抜いて渡渉します。

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少し鶏冠谷右岸を遡行し、すぐに斜面に取り付きます。しばらくは急登です。

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第1岩峰。チェーンはありますが、一応スタカットします。

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第2岩峰。ここもチェーンがあります。慎重に。

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第3岩峰基部にはこんな標識が。クライミングせずに巻くこともできます。

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第3岩峰全景。高そうに見えますが、15-20m程度でしょうか。

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Oさんザイル捌き。反復練習が必要ですね。

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第3岩峰クライム・オンです。まず私がリード。

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第3岩峰のピーク。ここにも鶏冠山の標識がありますが、本当の頂上は少し先です。鶏冠山を過ぎると、藪の濃いアップダウンを2時間半こなして木賊山へ

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木賊山の頂上は森の中ですが。。。

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甲武信ケ岳の頂上は開けてます。千曲川源流を擁する素晴らしい百名山です。

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甲武信小屋に宿泊。小屋の前から陽が昇ります。眼が潤むくらい美しかった~

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徳ちゃん新道を西沢渓谷へ下ります。ダケカンバとコメツガの森を、木漏れ日に癒されながら下山しました。